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クレジットカードの基礎知識

クレジットカードの発行形態 プロパーカードと提携カードの違い

クレジットカードの発行形態 プロパーカードと提携カードの違い

提携カードとプロパーカード

クレジットカードには様々な種類が存在し、それぞれに特徴があります。

普段のカード利用では、あまり種類を気にする必要はないかもしれませんが、知っておくと何かと便利です。


クレジットカードは、発行形態によっても種類があります。

クレジットカードは、発行形態により、大きくプロパーカード提携カードという2種類に分類されます。

現在、発行されている全てのクレジットカードは、プロパーカードと提携カードに分けることが出来ます。


このページでは、プロパーカードと提携カードの違いを見ていくことで、双方のメリット・デメリットを説明していきます。



プロパーカードとは

プロパー(proper)とは、英語の形容詞で、「適切な」「ふさわしい」「本来的な」「特有の」などの意味を持つ言葉です。

プロパーという言葉は、様々な分野で使用されているため、ビジネスのシーンで耳にする機会も多いかもしれません。


プロパーカードとは、カード会社が他社との提携をすることなく自社で発行する独自のクレジットカードのことを言います。

ただし、プロパーカードには狭義広義で意味が違ってくるので、まずはその違いを見ていきましょう。


狭義のプロパーカードと広義のプロパーカード

狭義の意味のプロパーカードと広義の意味のプロパーカードの違いは、下表の通りです。


狭義の意味のプロパーカード広義の意味のプロパーカード
定義国際ブランドが自社で発行しているカード発行を自社で行っている
代表例AMERICAN EXPRESS、Diners Club、JCB三井住友カード、クレディセゾン、ライフカード、楽天カードなど

狭義のプロパーカード

狭義のプロパーカード

本来、プロパーカードと呼ぶべきは、国際ブランドが自社で独自に発行しているクレジットカードのみであるという考え方があります。このようなカードを純正プロパーカードと呼ぶ場合もあります。

このケースに該当するのは、「AMERICAN EXPRESS」「DinersClub」「JCB」が発行するクレジットカードだけということになります。


ちなみに、国際ブランドで世界シェアのツートップである「Visa」や「MasterCard」は、ブランドライセンス(プリンシパル・メンバーライセンス)のみを提供しており、クレジットカードの発行は行っていません。

そのため、狭義の意味では、「○○ VISAカード」や「○○ MasterCardカード」などと呼ばれるクレジットカードは、全てプロパーカードの対象外となります。



つまり、狭義の意味では、「AMERICAN EXPRESS」「DinersClub」「JCB」が発行するクレジットカード以外のカードは全て提携カードであると言えます。


広義のプロパーカード

広義のプロパーカード

ただし、近年は、プロパーカードの意味が拡大解釈されており、これを広義のプロパーカードと言います。


広義の意味では、国際ブランドが自社でカードを発行する場合に加え、クレジットカード会社が国際ブランドと提携して、自社で発行する場合もプロパーカードと呼ばれています。

つまり、クレジットカード会社とカード発行会社(イシュア)が同じ会社の場合、その会社が発行するクレジットカードはプロパーカードとなります。


この定義に該当する代表的なクレジットカードには、「三井住友カード」「クレディセゾン」「ライフカード」「楽天カード」「イオンカード」などが発行するクレジットカードがあります。

下表では、代表的なプロパーカードをまとめています。


カード名称発行会社国際ブランド備考
アメリカン・エキスプレス・カードAmerican Express International, Inc.AMERICAN EXPRESSアメリカン・エキスプレスのプロパーカード。
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード株式会社クレディセゾンAMERICAN EXPRESSクレディセゾンがアメリカン・エキスプレス・カードと提携して発行しているプロパーカード。
JCB一般カード株式会社ジェーシービーJCB国際ブランドの一つJCBが発行するプロパーカード。
イオンJCBカードイオンクレジットサービス株式会社JCBイオンクレジットサービス株式会社がJCBのライセンス発行を受けて発行しているプロパーカード。
三井住友VISAカード三井住友カード株式会社VISA三井住友カード株式会社がVISAカードのライセンス発行を受けて発行しているプロパーカード。

狭義のプロパーカード  広義のプロパーカード 


アメックスで見るプロパーカードと提携カード

プロパーカードとハウスカード

クレジットカードの発行形態には、ハウスカードと呼ばれるクレジットカードがあります。


ハウスカードとは、国際ブランドが付いていない、発行する企業・グループなどの店舗・会社でのみ使えるクレジットカードのことを指します。


自社で発行していると言う意味では、ハウスカードもプロパーカードの一つだと考えることが出来ます。

ハウスカードには、三井住友トラスト・パナソニックファイナンスが発行する「パナカード」や日産フィナンシャルサービスが発行する「日産カード」などがあります。


ただし、現在、ハウスカードは減少傾向にあり、国際ブランドと提携したクレジットカードへ切り替えが進んでいます。


プロパーカードのメリット

プロパーカードのメリット

プロパーカードのメリットには、以下のようなものがあります。


高いステータス性

プロパーカードは、なんと言っても高いステータス性が魅力です。

ステータス性と信頼性で選ぶなら、アメックスやダイナースといった国際ブランドが発行するプロパーカードで間違いありません。

JCBの最高峰ブラックカードである「JCB THE CLASS」も取得難易度が高く、ステータスの面では申し分ありません。


外出先でカードを使う場面が多く、体面を重視する方はこのようなプロパーカードがおすすめです。


ただし、国際ブランド以外のカード発行会社によるプロパーカード(広義の意味でのプロパーカード)には、かなり幅があります。

プロパーカードのステータス性と言った場合は、国際ブランドが発行するものに限られると考えた方がよいかもしれません。


サービスが安定している

プロパーカードは、提携カードに比べて改悪の心配が少ないので安定性に優れます。

カード会社が自ら発行するクレジットカードなので、国内・海外旅行傷害保険やショッピング保険などの各種保険、ポイントサービスなど総合的に高い水準のサービスが期待できます。


ただし、こちらもカードによって付帯特典やサービスに幅があります。


プロパーカードのデメリット

プロパーカードのデメリット

プロパーカードのデメリットには、以下のようなものがあります。


審査が厳しい

狭義の意味でのプロパーカードは、国際ブランド自体が審査を行うため、審査が厳しいと言われています。

特にアメックスやダイナースは、ステータスカードとしての側面が強いため、審査の難易度が高いことでその価値を保証しています。


しかし、最近はステータスを重視する人の割合が減っていることから、アメックスやダイナースもその傾向を意識していると言われています。

そのため、以前に比べて審査基準が緩和され、比較的入手しやすくなっているようです。


また、「三井住友カード」などの銀行系カード系プロパーカードなども審査が比較的厳しいことが知られています。

広義の意味でのプロパーカードには、「楽天カード」や「イオンカード」などの入手難易度が易しいと言われるカードもあります。


独自特典が少ない

プロパーカードは、基本的な機能が高水準でまとまっていますが、様々な業種・業態から発行される提携カードに比べて独自特典が少ないというのが実情です。


また、プロパーカードは、ポイント還元率も平均的なものが多く、提携カードに比べるとやや見劣りします。


代表的なプロパーカード

アメリカン・エキスプレス・カード
初年度年会費年会費 2年目以降
アメリカン・エキスプレス・カード12,000円(税抜)
12,960円(税込)
12,000円(税抜)
12,960円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
0.333% ~ 0.400%
6,000円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
最高5,000万円最高5,000万円年間最高500万円年間最高500万円
概要
日常のちょっとした買物や趣味を楽しむひとときに、非日常の時間を満喫する旅に、充実した毎日を心から楽しむ人の一枚。
カード入会後6ヶ月以内のカード利用で、メンバーシップ・リワード®のポイント合計18,000ポイント獲得可能。
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アメリカン・エキスプレス・カード 公式サイト


JCB一般カード
初年度年会費年会費 2年目以降
JCB一般カード無料1,250円(税抜)
1,350円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
0.5%~0.75%
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
最高3,000万円最高3,000万円最高100万円
概要
海外デスク&旅行保険が人気!海外利用はポイント2倍!JCBプロパーカード。
公式サイト

ダイナースクラブカード
初年度年会費年会費 2年目以降
ダイナースクラブカード22,000円(税抜)
23,760円(税込)
22,000円(税抜)
23,760円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
0.400% ~ 0.416%
5,000円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
最高5,000円最高1億円500万円500万円
概要
最高1億円の国内旅行傷害保険。国内外600ヶ所以上の空港ラウンジ無料付帯のステータスカード。

提携カードとは

提携カードとは、クレジットカード会社が企業その他の団体と提携し発行するクレジットカードのことを言います。

現在、発行されているクレジットカードの約70%程度が提携カードだと言われています。


自社でクレジットカード発行機能を持っていない企業でも、クレジットカード会社と提携することで、クレジットカードを発行することが出来ます。

そのため、様々な業種の企業や団体がクレジットカードを発行しています。


下表では、代表的な提携カードをまとめています。


カード名称発行会社国際ブランド提携先
JALカードSuicaビューカードJCB日本航空
「ビュー・スイカ」カードビューカードVISA,MasterCard,JCB東日本旅客鉄道
ANA アメリカン・エキスプレス・カードアメリカン・エキスプレス・インターナショナル日本支社AMERICAN EXPRESS全日本空輸
セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードクレディセゾンAMERICAN EXPRESSクレディセゾン
Booking.comカード三井住友カードJCBBooking.com
パスタウンPASMOカード三井住友カード
ジェーシービー
三菱UFJニコス
VISA,JCBパスモ
ENEOSカードトヨタファイナンス
三菱UFJニコス
VISA,JCBJXTGエネルギー
TOYOTA TS CUBIC CARDトヨタファイナンスVISA,MasterCard,JCBトヨタ自動車
<PARCOカード>クレディセゾンVISA,MasterCard,JCB
AMERICAN EXPRESS
パルコ
ファミマTカードポケットカードJCBファミリーマート
カルチュア・コンビニエンス・クラブ
Tポイント・ジャパン
AOYAMA VISAカード三井住友カードVISA青山キャピタル

表内にまとめたカードはあくまでも一部です。


提携カードの特徴

提携先企業などは、新規顧客の獲得や囲い込み、マーケティング分析、プロモーションの提供、事務処理の効率化などが図れるというメリットがあります。


私達カード利用者にとっては、提携先企業と発行会社の両方のサービス・特典を受けることが出来る点が最大のメリットです。

また、国際ブランドと提携しているため、世界中どこでも使えるという信頼性を備えています。

おトクに便利にクレジットカードを活用するなら、提携カードという選択肢も候補に挙がります。


提携カードのメリット

提携カードのメリット

提携カードのメリットには、以下のようなものがあります。


サービス面や還元率で優れる

提携カードは、提携先企業の店舗やグループで利用出来る様々な独自の優待や割引などの特典を受けることができます。

さらに、購入した店舗のポイントとカード決済のポイントが2重で手に入る出来るのは大きな魅力です。

利用頻度が多い店がある場合は、その店舗のカードを利用することで、おトクに買い物をすることが出来ます。


また、顧客サービスの一環として、自社サービスの利用時に高いポイント還元率を付与するカードも多いため、日常的な実用性に優れます。


年会費がリーズナブル

提携カードの年会費は、ほとんどの場合、無料、もしくは低いというメリットがあります。

こちらも、ユーザーに入会してもらうための提携先企業の企業努力によるものです。


また、入会する際のハードルを下げることで、顧客獲得に繋げるための販売戦略であるとも言えます。


いずれにしても、利用者にとっては負担が少ないのは大きなメリットです


提携カードのデメリット

提携カードのデメリット

提携カードのデメリットには、以下のようなものがあります。


ステータスの面で評価が低い

提携カードは、純正プロパーカードに比べて、ステータス面で評価が低いという認識が一般的なものとなっています。

自社でカードを発行しているわけではないので、ステータス性が下がるのは仕方ないのかもしれません。


その反面、提携カードは、ステータス性よりも特典サービスなどの実用性を重視しています。

そのため、カードにステータス性を求めない人にとっては、気軽に使えるカジュアルさを評価する声もあります。


改悪・サービス終了のリスク

提携先企業の業績が悪化した場合は、特典やサービスの質が低下することもあります。

記憶に新しいところでは、「REXカード」や「リーダーズカード」のようにポイント還元率が悪くなった事例も散見されます。


また、「漢方スタイルクラブカード」や「リクルートカードプラス」のように新規発行停止によるサービス終了というケースもあります。

※「漢方スタイルクラブカード」は、2018年3月に「リーダーズカード」に切り替わりました。


提携カードのサービスが改悪された場合は、条件のいい別のカードに乗り換えるという方法で対処できます。


代表的な提携カード

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
初年度年会費年会費 2年目以降
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード無料1,000円(税抜)
1,080円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
0.500% ~ 1.000%
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
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Booking.comカード
初年度年会費年会費 2年目以降
Booking.comカード data-recalc-dims=無料無料
還元率ブランドETC家族カード
1.000% ~ 6.000%
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
最高2,500万円最高2,500万円年間100万円年間100万円
概要
年会費無料のキャッシュバック型カード。最大6%でポイントがどんどん貯まる!
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AOYAMA ライフマスターカード
初年度年会費年会費 2年目以降
AOYAMA ライフマスターカード無料1,250円(税抜)
1,350円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
1.00%~4.00%
+ 400円(税抜)
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
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セブンカード・プラス
初年度年会費年会費 2年目以降
セブンカード・プラス無料500円(税込)
還元率ブランドETC家族カード
0.500% ~ 1.500%
初年度無料
次年度以降:200円(税込)
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
最高100万円
概要
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ファミマTカード
初年度年会費年会費 2年目以降
ファミマTカード無料無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%~1.500%
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
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まとめ

厳密に言えば、プロパーカードは「AMERICAN EXPRESS」「DinersClub」「JCB」などの国際ブランドが発行するクレジットカードに限られます。

プロパーカードは、ブランドライセンスを保持する企業が発行するカードなので、信頼性が高くステータス性に優れます。

また、基本的な機能が総合的に備わっているので、あらゆるシーンで活躍してくれます。


ただし、現在では、カード発行会社が自社で発行しているクレジットカードもプロパーカードと呼ばれており、その定義は曖昧になってきています。


提携カードは、企業・団体がカード発行会社と提携して発行するクレジットカードのことで、様々な種類が存在します。

一般的に、特典やサービスが手厚く、ポイント還元率も高いという特徴があります。

入会金も安価なものが多いので、手軽に入手することが出来る点も魅力です。


どちらのカードが優れているのかと問われれば、「人による」としか言えませんが、ご自身の価値観や重視する内容などで選ぶことをおすすめします。


1枚に統一したいというこだわりがない方であれば、プロパーカードと提携カードを併用するという使い方がベストかもしれません。



 

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