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交通系クレジットカードとは
交通系クレジットカード とは、鉄道会社や航空会社、高速道路に関連する会社などが発行するクレジットカードのことを指します。
交通系という言葉は、あくまでも総称であり、カテゴリは発行する業種に応じてさらに細分化されます。
一般的に、鉄道会社が発行するクレジットカードを鉄道系カード、航空会社が発行するカードを航空系カード(エアライン系カード)、高速道路に関連する会社が発行するカードを高速系カード(高速道路系カード)と呼びます。
あなたのライフスタイルに合わせて、最適なカードを選ぶことで、いつもの日常が便利にお得に生まれ変わります。
交通系クレジットカード の特徴

交通系クレジットカードは、公共交通機関や飛行機、高速道路を利用する機会が多い方におすすめのクレジットカードです。
交通系カードの中でも、鉄道系は、通勤や通学などで公共交通機関をよく利用している方にメリットのあるカードです。
航空系は、飛行機に搭乗する際に通常のフライトマイルが貯まるなどのメリットがあります。海外旅行や飛行機での出張が多い方にはお得なカードです。
高速系カード(高速道路系カード)は、高速道路の通行料金がキャッシュバックされたり、ポイントが2倍になったりするなどの特典が魅力です。頻繁に高速道路を利用する方にオススメのカードです。
各交通系カードの詳細な特徴については以下の通りです。
鉄道系

鉄道系クレジットカードの最大の特徴としては、交通系ICカード会社が提供している電子マネーとの相互利用を可能としている点です。
「Suica」や「ICOCA」「PASMO」などの交通系ICカードとクレジットカードが1つになった、交通系ICカード一体型と言われるクレジットカード機能と定期券の機能が1枚に集約されているタイプのカードが存在します。
交通系ICカード一体型は、カード一枚で全国の電車やバスに乗車することが出来ます。
電子マネーとの相互利用が可能なため、残高が減った際にクレジットカードから自動的に入金してくれるオートチャージ機能が備わっているので、チャージのし忘れで改札を通れないという事態を避けることが出来ます。
また、一般的なクレジットカードと同様に、お店での支払いも可能なため、提携カードによく利用する店舗がある場合にもおすすめです。
イオン、ルミネ、ビックカメラなどの店舗を利用する機会が多い方は、利用する度に様々な恩恵を受けることが出来るので最適です。
鉄道系カードは、通勤・通学用はもちろんのこと、スーパーなどで買い物をする際にも大変お得なカードです。
交通系ICカード
交通系ICカードとは、鉄道やバスなどの公共交通機関で運賃として利用できるICカードのことを言います。
2013年3月から、交通系ICカードとの全国相互利用が可能になりました。
対応する交通系ICカードのいずれか1枚があれば、全てのエリアで鉄道およびバスを利用することが出来ます。
交通系ICカードには、電子マネー機能を備えたものが多く、あらかじめ現金を入金(チャージ)しておく方式と、後で銀行口座などから引き落とす方式の2種類があります。
交通系ICカードの一覧は下表の通りです。
交通系ICカード | 発行元 | 概要 |
---|---|---|
Suica(スイカ) | JR東日本 | 交通系ICカード・電子マネーの代表格。Suica一体型クレジットカードには、JR東日本グループのクレジットカード「ビューカード」があります。 |
PASMO(パスモ) | 東京メトロなど | 首都圏を中心に全国の鉄道・バスで利用出来るICカード。PASMO一体型カードとしては、三井住友VISAカードの「パスタウンPASMOカード」があります。 |
Kitaca(キタカ) | JR北海道 | 北海道の交通系ICカード。オートチャージ機能やポイント還元がないので使い勝手に難がありますが、イオンカードと一体化した「イオンカード Kitaca」なら、それらのデメリットを気にすることはありません。 |
manaca(マナカ) | エムアイシー、名古屋交通開発機構 | 名古屋を中心に普及している交通系ICカード。「マナカマイレージポイント」というポイントサービスを展開。クレジットカード一体型としては、2017年にオリコが「マナカ」を発行する予定です。 |
TOICA(トイカ) | JR東海 | 『TOICA(トイカ)』は、事前にチャージして使用するICカード。現在(2017年7月時点)、クレジットカードを使ったチャージやオートチャージ、ポイントサービスは導入されていません。 |
ICOCA(イコカ) | JR西日本 | 関西で普及している交通系ICカード。SMART ICOCA(スマート イコカ)なら、クレジットカードと紐付けることが出来るので高い利便性が実現します。 |
PiTaPa(ピタパ) | スルッとKANSAI協議会 | 日本の交通系ICカードで唯一のポストペイ(後払い)を採用しています。PiTaPa(ピタパ)機能付きクレジットカード「STACIA PiTaPa」を阪急阪神が発行しています。 |
SUGOCA(スゴカ) | JR九州 | オートチャージ機能対応でポイントも貯まる、JR九州エリアの交通系ICカード。イオンカードと一体化した「イオンSUGOCAカード」でさらに便利に。 |
nimoca(ニモカ) | 西日本鉄道 | 西日本鉄道(西鉄)の完全子会社である株式会社ニモカなどが発行する交通系ICカード。セゾンカードと提携し発行しているクレジットカード「nimocaセゾンカード」。 |
はやかけん | 福岡市交通局 | 福岡市交通局が展開する交通系ICカード・電子マネー。現金チャージやクレジットカードでチャージして使用するプリペイド方式を採用しています。 |
鉄道系クレジットカード ピックアップ
鉄道系クレジットカードの代表的なカードをまとめています。
「ビュー・スイカ」カード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 476円(税抜) 524円(税込) | 476円(税抜) 524円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.500% ~ 1.875% | ○ | ○ 477円(税抜) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高500万円 | 最高1,000万円 | – | – |
概要 | |||
定期券やきっぷでSuica付きクレジットカードの定番!オートチャージでポイント3倍!Suicaも定期券もクレジットカードも、これ1枚! |
ビューゴールドプラスカード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 10,000円(税抜) 11,000円(税込) | 10,000円(税抜) 11,000円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.500% ~ 1.875% | ○ | ○ 1枚目無料 2枚目以降 3,000円(税抜) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 年間300万円 | 年間300万円 |
概要 | |||
ビューカードに、ひとつ上のおトクをプラス。東京駅構内のビューゴールドラウンジが使える!空港ラウンジも利用可能! |
航空系(エアライン系)

航空系クレジットカードとは、その名の通り、全日空(ANA)や日本航空(JAL)などの航空会社が発行するクレジットカードのことです。また、エアラインクレジットカードとも呼ばれることがあります。
航空系クレジットカードは、フライトや生活シーンでマイルが貯まるのはもちろん、航空券予約、ボーナスマイルやキャンペーン、空港ラウンジ利用などのサービスが付きます。
日常のカード利用で貯まったポイントを、手数料も無料もしくは割安でマイルに移行することが出来きます(1,000円=10~15マイル)。
貯まったマイルは、国内外の特典航空券やアップグレード特典と交換することができます。
さらに貯まったマイルは航空券以外にも、様々な場面で活用することが出来ます。
特典航空券は本人だけでなく、家族(二親等以内)が利用することも可能です。日ごろの感謝を込めて両親に旅行をプレゼントすることが出来る点も、マイレージサービスの魅力です。
また、マイルをクーポンに交換することも可能です。一流ホテルの食事券やテーマパーク利用券、引っ越しの割引券として利用することも出来るなど、ライフスタイルに合わせて幅広く活用できる点が特徴です。
今では、一般的となっている「マイルを貯める」という言葉が世の中に浸透したきっかけは、航空系クレジットカードが普及したことが最大の要因だと言えます。
代表的な航空系カード
日本の航空系クレジットカードは、JALとANAの2種類に分類されます。
その内、代表的なクレジットカードは、次の通りです。
航空会社 | クレジットカード |
---|---|
日本航空株式会社(JAL) | JALカード 普通カード |
JALカード CLUB-Aカード | |
JALカード CLUB-Aゴールドカード | |
JALカード プラチナ | |
全日本空輸株式会社(ANA) | ANAカード 一般カード |
ANA VISA Suicaカード | |
ANA ワイドカード | |
ANA ワイドゴールドカード | |
ANAカードプレミアム など |
最近では、格安航空会社・ローコストキャリア(Low-cost carrier, LCC)がカード会社と提携して発行するクレジットカードも登場しています。
もちろん、日本の航空会社だけでなく、海外の航空会社でもクレジットカードを発行しています。
代表的なものとしては、業界最大手デルタ航空の「デルタスカイマイル」や、ユナイテッド航空の「マイレージプラスカード」などがあります。
日本で生活している場合は、「JALマイレージバンク」か「ANAマイレージクラブ」が最もマイレージを貯めやすいマイレージプログラムだと言えます。
航空マイレージ提携カードの基本特典には、ショッピング利用でのマイル加算やボーナスマイル特典があります。
ショッピングマイル還元率の高いカードを選ぶことが、お得にマイルを貯めるポイントです。
そのため、航空系クレジットカードを選ぶ際は、マイル還元率に注目することをおすすめします。
航空系クレジットカード ピックアップ
航空系クレジットカードの代表的なカードをまとめています。
Solaseed Airカード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 無料 | 1,250円(税抜) 1,375円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.500% ~ 1.000% | ○ | ○ 初年度無料 400円(税抜) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高2,000万円 | 最高1,000万円 | 年間100万円 | 年間100万円 リボ払い・分割払い(3回以上)の利用のみ |
概要 | |||
ポイント還元率は0.5%!マイルに替えると価値が2倍(1.0%)!会員専用の割引運賃の利用や機内販売の10%割引などの特典も充実。 |
AIRDO VISAクラッシックカード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 無料 | 1,600円(税抜) 1,760円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.500% | ○ | ○ 初年度無料 600円(税抜) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高2,000万円 | 最高2,000万円 | 年間100万円 | 年間100万円 リボ払い・分割払い(3回以上)の利用のみ |
概要 | |||
AIRDOポイントがおトクに貯まるクレジット機能付きカード。 貯まったポイント数に応じて、特典航空券(片道分)と交換が可能!AIRDOカードの支払いで機内販売が10%割引。 |
ANAアメリカン ・エキスプレス ・カード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 7,000円(税抜) 7,700円(税込) | 7,000円(税抜) 7,700円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.333% ~ 0.750% | ○ | ○ 2,500円+消費税 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 年間最高200万円 | 年間最高200万円 |
概要 | |||
旅行傷害保険他、各種プロテクションサービスが充実。ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカード利用はポイント1.5倍。 | |||
公式サイト | |||
ANAダイナースカード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 27,000円(税抜) 29,700円(税込) | 27,000円(税抜) 29,700円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.400% ~ 1.200% | ○ | ○ 6,000円(税抜) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高1億円 | 最高1億円 | 500万円 | 500万円 |
概要 | |||
カード利用100円につき1リワードポイント(1マイル相当)が貯まる!リワードポイントとは別に、100円(税込)につき1マイルまたは200円(税込)につき1マイルが自動的に積算される。ポイント有効期限がないので好みのタイミングでマイルへ移行可! |
高速系(高速道路系)

高速系(高速道路系)クレジットカードは、高速道路会社が発行しているクレジットカードです。
高速道路会社が提供しているだけあって、ETCカードとクレジットカード機能が一体になっている点が特徴です。
また、高速道路の利用料金の割引、もしくはポイントが多く付いたり、休憩等で立ち寄るサービスエリア (SA) やパーキングエリア (PA) での買い物の際に付くポイントが優遇されるなど、ドライバーの方に嬉しい特典が多数あります。
このように、高速系(高速道路系)クレジットカードは、日常的に高速道路を利用される方に最適なクレジットカードです。
高速道路系クレジットカード ピックアップ
高速道路系クレジットカードの代表的なカードをまとめています。
イオン E-NEXCO pass カード(WAON一体型) | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 無料 | 無料 | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
最大0.600% | ○ | ○ 無料 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
– | – | – | – |
概要 | |||
E-NEXCOポイントへの交換で全国の高速道路がおトクに!サービスエリア、イオングループの対象店舗でときめきポイントがいつでも2倍! |
※本サイトの表記内容は2019年10月現在の内容です。正しい詳細に関しては各カード会社の公式ページをご確認下さい。
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