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国際ブランド

銀聯(ぎんれん)・ Union Payの特徴を徹底分析

銀聯(ぎんれん)・ Union Payの特徴を徹底分析

銀聯・UnionPay

中国銀聯 (ちゅうごくぎんれん)・China UnionPay(チャイナ・ユニオンペイ)は、中国政府の国策として誕生した電子決済システムを運営する中華人民共和国の会社です。

一般的には、「銀聯」もしくは「UnionPay」とのみ表記されます。

中国の経済成長を背景に急速にカード会員を増やしており、中国国内における認知度は100%、国内シェアは90%を超えていると言われています。また、国内だけでなく順次、国際展開を拡大しています。


アジアでは銀聯カードという名称が浸透していますが、漢字文化圏以外の欧米諸国では、UnionPay(ユニオンペイ)というブランド名で認知されています。

アジア地域を中心に広く普及しており、世界人口の37%を占める圧倒的な中国市場を背景にその勢力を急速に拡大しています。


2016年には、UnionPay(銀聯)のカード発行枚数は世界70億枚を超え、世界シェアの約15%を占めるまでに拡大しました。

その結果、Visa、MasterCardに次いで世界第三位となる国際ブランドとして、その地位を確立しています。

このように、銀聯は、世界的に見ても無視できない存在感を示すまでに成長しています。


また、かつての訪日中国人の爆買いニュースなどで注目されたこともあり、日本でも知名度が上がっています。


日本でも銀聯ブランドのクレジットカードを作ることが出来ますが、現時点では使えない店も多いため、基本的には中国出張に行く機会が多い人向けのカードだと言えます。

中国では、国際ブランドのツートップであるVisaやMasterCardの付いたクレジットカードでも使えないことが多いため、銀聯ブランドのカードを持参しておく必要があります。


日本で作れる銀聯ブランドのカードには、三井住友銀行が発行する「三井住友銀聯カード」「ANA銀聯カード」や三菱UFJニコスが発行する「MUFG銀聯カード」、三井住友カード株式会社と九州カード株式会社が提携して発行する「九州銀聯カード」などがあります。



銀聯の会社概要

会社名中国銀聯股份有限公司・China UnionPay
本社所在地中国上海市浦東新区含笑路36号 銀聯ビル
設立2002年3月26日
利用可能な国と地域168ヶ国以上
世界加盟店数約2,300万点
会員数約7億人

中国銀聯は、2002年3月26日に中国の銀行カード産業の発展を目的として、中華人民共和国国務院の同意を得て中国人民銀行により批准され、設立された金融会社です。

中国は、共産国のため経済運営を国が主導して執り行っています。

そのため、広大な中国全土をカバーする巨大ネットワークを構築することが出来たと言われています。


世界1800社を超える機関との提携によって、UnionPay(銀聯)カードは48の国と地域で発⾏され、168の国と地域で利用することが出来ます。

カード発行枚数は中国国内で60億枚以上を記録し、海外発行枚数は9千万枚を超えたと報道されています。

ただし、その数字の内訳は全てがクレジットカードというわけではありません。キャッシュカードやデビットカードなども含まれています。


銀聯の歴史

銀聯の歴史はまだ浅いですが、ここでは主だった出来事についてまとめています。


  • 2002年3月26日 … 中国銀聯設立。
  • 2003年 … 中国国内でのJCBブランドカードの加盟店業務を開始。
  • 2005年12月 … カード事業を開始。
  • 2005年12月 … 三井住友カードと提携を結ぶ。
  • 2006年 … 日本国内のJCBが提携する金融機関のATMで銀聯カードによる日本円引き出しサービスをスタート。
  • 2015年 … 第1四半期に決済額がVISAを抜き、世界一位となる。

中国銀聯は、中国政府の主導により、2002年3月26日に中央銀行の中国人民銀行を中心に設立されました。

決済ネットワークの銀聯には、中国本土・香港・マカオなどの金融機関200行以上が参加しています。


5大ブランド(VISA、MasterCard、JCB、AMERICAN EXPRESS、ダイナースクラブ)に銀聯を加えて6大ブランドと呼ばれることもあります。


銀聯のロゴ

銀聯のロゴ

銀聯のロゴマークの配色は、JCBのロゴによく似ていますが、ビビッドトーンにグラデーションを採用したJCBのロゴよりもストロングトーンに近い色相を採用しています。


銀聯のロゴマークは、銀聯カードが利用できる店であることを表しています。

中国人観光客が多い地域では、多くの店舗のレジなどに上記のロゴが貼られています。


銀聯の特徴

中国国内では、ほぼ全ての人が最低1枚は所持していると言われています。

世界の人口を国別で見た場合、中国は13.8億人でトップを誇ります。

この圧倒的な人口により、中国銀聯は世界一位のカード発行枚数を記録しています。


ただし、貧富の差が激しい中国国内では、クレジットカードを所有しているのは一部の富裕層に限られるようです。

そのため、ほとんどの人は、審査無しで取得できるキャッシュカードやプリペイドカードを所有しています。


中国で銀行口座を開設すると、必ず銀聯ブランドのキャッシュカードが発行されます。

このキャッシュカードは、全世界でデビットカードとしても利用することが可能です。


デビットカード

デビットカードは、預金口座と紐付けられた決済用カードのことを指します。

クレジットカードと異なるのは、カードを使って商品を購入すると、即時預金口座から引き落とされる点です。


中国国内で銀聯カードの所有率が高い理由としては、国民の人民元に対する信用度の低さにあります。

今もなお、中国では偽札の流通が多いため、中国人自身が人民元を信用していないと言われています。

店舗側にとってみれば、入念にチェックする必要がある現金支払いよりも、カード払いの方がありがたいのです。

ビットコインをはじめとする仮想通貨・暗号通貨が中国で支持されたのも同じ理由に起因します。


また、中国も日本同様にネットショッピングが盛んですが、ネットショップの中にはカード払いしか取り扱っていないところも存在します。

インターネットを活用して買い物を楽しみたい場合は、カードを作ることが求められます。


このように、中国では、日常生活を送る上でカードを所持することが大きな意味を持ちます。


銀聯は、他の国際ブランドに比べて歴史が浅いため、審査体制が整備されていないと言われています。

国民の大部分が貧困層であるため、与信管理に関するノウハウを蓄積できないなどの問題がその背景にあるようです。


中国はこの10年で急速な成長を遂げ、GDP(国内総生産)世界二位に躍進しましたが、中国銀聯が抱える課題も少なくないようです。


銀聯カードが使える日本のATM

日本で銀聯カードが使えるATMは、セブン銀行、イオン銀行、ローソンATM、イーネットATM、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、SMBC信託銀行PRESTIAなどがあります。

中国元を日本円に両替する際は、必ず為替レートを確認して円が高い時を狙うと良いかもしれません。


また、ATMでの銀聯カード利用時には、手数料がかかることも理解しておきましょう。


日本で作れる銀聯カード一覧

日本で作ることができる5種類の銀聯カードをまとめています。


三井住友銀聯カード
初年度年会費年会費 2年目以降
三井住友銀聯カード無料無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%銀聯カード×
500円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
中国への出張や旅行で便利に使えるショッピング専用カード。中国の大都市から地方都市まで、2,000万店以上の銀聯加盟店で利用できます。

三井住友銀聯プラチナカード
初年度年会費年会費 2年目以降
三井住友銀聯プラチナカード無料無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%銀聯カード×
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
三井住友プラチナカード会員を対象とした中国への旅行や出張で便利に使えるカード。

ANA銀聯カード
初年度年会費年会費 2年目以降
ANA銀聯カード無料無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%銀聯カード×
500円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
中国旅行・出張のマストアイテム。ANA銀聯カードで貯めたワールドプレゼントのポイントはANAのマイルに移行可能。

MUFG銀聯カード
初年度年会費年会費 2年目以降
MUFG銀聯カード無料
新規発行手数料:1,000円(税抜)
1,080円(税込)
無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%~1.00%銀聯カード×
300円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
中国で幅広く利用できるショッピング専用クレジットカード。海外利用時の基本ポイントが2倍。

九州銀聯カード
初年度年会費年会費 2年目以降
九州銀聯カード無料
新規発行手数料:2,000円(税抜)
1,160円(税込)
無料
還元率ブランドETC家族カード
0.500%銀聯カード×
新規発行手数料:500円+消費税
海外旅行保険国内旅行保険海外ショッピング保険国内ショッピング保険
概要
三井住友カード株式会社と九州カード株式会社との提携により発行される銀聯ブランドのクレジットカード。

まとめ

中国経済の成長に伴って、中国銀聯も急速にシェアを広げています。

銀聯カードを使用できる店舗は日本でも増えていますが(加盟店数約67万店)、他のブランドに比べて特典やサービスなどの面で優れているとは言えないため、必要性を感じる人は少ないでしょう。

訪日観光客や明確な目的がある人以外は、あえて国内で使う意味はありません。


基本的に銀聯カードを使用する場面は、中国への旅行、留学、出張などに限定されます。


中国国内では、銀聯ブランドを取り扱う店舗は非常に多く、日常生活に浸透するレベルで普及しています。

中国に行く際は、利便性や安全性の面を考慮し、決済手段として銀聯カードを活用することがおすすめです。

都市部以外では、VisaやMasterCardといった主要な国際ブランドが使えないことも多いため、銀聯ブランドのカードを所有していることが必須と言えます。


将来的には、銀聯の存在感はさらに増すと見られており、サービスや質の面でも向上が図られることが予想されます。


 

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