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銀行系クレジットカード 外資系とは
銀行系クレジットカードにおける外資系カードは、「アメックスカード」を発行するアメリカン・エキスプレス・インターナショナルや「ダイナースクラブ」などが有名です。
外資系企業とは、外国法人又は外国人が一定程度以上の出資をする日本の企業のことを指します。
外資系企業の明確な定義はありませんが、外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している企業、外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している持株会社が出資する企業であって、外国投資家の直接出資比率及び間接出資比率の合計が3分の1超となる企業のことを指す場合が多いようです。
つまり、海外資本の比率が高く、海外投資家の影響が強い、もしくは所有している企業のことを指します。
かつては、日本ダイナースクラブの100%子会社であるシティカードジャパン株式会社が「ダイナースクラブ」に関する事業を行っていたため、正真正銘の外資系カードでした。
2015年12月、三井住友トラスト・ホールディングス傘下の完全子会社の三井住友信託銀行株式会社が、シティカードジャパン株式会社の全株式を取得し子会社化しました。
現在、日本においては、三井住友トラストクラブ株式会社がダイナースクラブに関する事業を行っています。米国では、2008年4月よりディスカバーの傘下に入っています。
銀行系クレジットカードには、大きく国内系と国際系の2つに大別されます。
このページでは、銀行系クレジットカードの内、国際系と呼ばれるカードについて説明していきます。
銀行系クレジットカード 外資系の特徴

外資系クレジットカードの中では、「アメリカン・エキスプレス」、「ダイナースクラブ」の2社が高い知名度を誇ります。
ここでは、「アメリカン・エキスプレス」、「ダイナースクラブ」の概要を説明していきます。
アメリカン・エキスプレス

アメリカン・エキスプレス (American Express Company)は、アメックス (Amex)の略称で知られるアメリカ合衆国の企業です。
国内では、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド(日本支社)がアメリカン・エキスプレス・カードを発行しています。
1970年代から1980年代にかけて世界各国でクレジットカードを発行し、現在では全世界で7,800万人のカード会員数を保有しています。
ダイナースクラブと共に、最高峰のブランドイメージを有しており、日本においても「ゴールドカード」や「プラチナカード」、「ブラックカード」としてしられる「センチュリオン・カード」は、非常に高いステータスと人気を誇っています。
アメックスは、個人事業主や医師・弁護士などといった、専門職向け「ビジネスカード」のパイオニアのひとつとして知られており、今でもビジネスカードやプレミアムカード市場では、シェアを占めています。
以前は、利用できる店舗が少なく利便性が低いというイメージが根強くありましたが、現在ではVISAやMasterCardと遜色のない程に改善されています。(特に都市部)
また、他のクレジットカードにはないような幅広い会員向けサービスを特徴としています。
そのサービスの多くは、富裕層および準富裕層、フリークエント・トラベラーのニーズから生まれたものなので、コスト面やスタッフのスキルなど、他社が真似できない高い水準を実現しています。
アメリカン・エキスプレス 個人向けカード一覧
名称 | 年会費 | 概要 |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード | 12,000円(税抜) | 最も基本的なグレード。券面の色から「グリーンカード」と呼ばれる。 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 29,000円(税抜) | 日本初のゴールドカード。実質的に他社プラチナカード並みのサービス。 |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 130,000円(税抜) | 日本初のプラチナカード。審査がない招待制(インビテーション制)。 |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 500,000円(税抜) 初年度の入会金:1,000,000円(税抜) | 招待状が送られたカードメンバーのみ入会可能。通称、ブラックカード。公式には公表されていない。 |
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 10,000円(税抜) | 特定の航空会社や航空連合に限定されず、複数の航空会社を利用する旅行者に向けて発行されたクレジットカード。プロパーカードとして扱われるため、原則、グリーンカード、ゴールドカード等との2枚持ちは不可。 |
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード | 35,000円(税抜) | スカイ・トラベラー・カードの上位カード。対象航空会社・旅行代理店での購入では、5倍のポイントが付く。 |
ダイナースクラブ

ダイナースクラブ (Diners Club)は、アメリカ合衆国を中心に全世界で展開するクレジットカードです。また、これを運営するアメリカ企業でもあります。
一般的に、世界初の国際ブランドの草分けとして歴史に名を刻む存在であるとされていますが、現代的な方式を採用した企業はそれ以前にも存在するため、あくまでも通説として語られているものであると言えます。
ダイナースクラブカードの入会審査基準は極めて高いため、カード会員の大半は、医師や弁護士などの有資格者や大手企業の役員クラスなどに限定されていました。
そのため、ダイナースクラブカードを所有していることは、イコール社会的信用に優れるということを意味しています。
ダイナースクラブでは利用金額に一律の制限を設けていません。
そのため、高額商品の支払いや出費が重なる月、長期の海外出張の際でも、ゆとりをもって利用することが出来ます。
日本におけるプロパーカードとしては、白金色の券面の「ダイナースクラブカード」と、黒色の券面の「ダイナースクラブ プレミアムカード」の2つのグレードが発行されています。
ダイナースクラブ 個人向けカード一覧
名称 | 年会費 | 概要 |
---|---|---|
ダイナースクラブカード | 22,000円(税抜) | 最も基本的なグレード。年会費相当金額をキャッシュバック。グレードは他社におけるゴールドカードと同等。 |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 130,000円(税別) | ダイナースクラブの日本における最上級クレジットカード。入会には招待制(インビテーション制)をとる。ブラックカードの一つ。 |
日本における提携カードは、多岐に渡ります。2017年6月現在に発行されているものとしては、「ANAダイナースカード」や「MileagePlus ダイナースクラブファースト」「BMWダイナースカード 」などの各種提携カードが発行されています。
銀行系クレジットカード(外資系) ピックアップ
銀行系クレジットカード(外資系)の代表的なカードをまとめています。
アメリカン・エキスプレス・カード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 12,000円(税抜) 13,200円(税込) | 12,000円(税抜) 13,200円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.333% ~ 0.400% | ○ | ○ 6,000円+消費税 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 500万円 | 500万円 |
概要 | |||
日常のちょっとした買物や趣味を楽しむひとときに、非日常の時間を満喫する旅に、充実した毎日を心から楽しむ人の一枚。 | |||
公式サイト | |||
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | |||
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初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 29,000円(税抜) 31,900円(税込) | 29,000円(税抜) 31,900円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.333% ~ 0.400% | ○ | ○ 1枚まで年会費無料 2枚目からは12,000円+消費税 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高1億円 | 最高1億円 | 500万円 | 500万円 |
概要 | |||
海外への出発から帰国までひとつ上をいく「ゆとり」のサービス、約束された上質のひとときを。 | |||
公式サイト | |||
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 130,000円(税抜) 143,000円(税込) | 130,000円(税抜) 143,000円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.333% ~ 0.400% | ○ | ○ (4人まで年会費無料) | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
自動付帯:最高5,000万円 利用付帯:最高1億円 | 利用付帯:最高1億円 | 最高500万円 | 最高500万円 |
概要 | |||
インビテーション制のステータスカード。24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」、様々な特典があるメンバーシップホテル上級会員、高級ホテル無料宿泊可能「フリー・ステイ・ギフト」など充実のラインナップ。 |
ダイナースクラブカード | |||
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初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 22,000円(税抜) 24,200円(税込) | 22,000円(税抜) 24,200円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.400% ~ 0.416% | ○ | ○ 5,000円+消費税 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高5,000円 | 最高1億円 | 500万円 | 500万円 |
概要 | |||
最高1億円の国内旅行傷害保険。国内外600ヶ所以上の空港ラウンジ無料付帯のステータスカード。 |
ダイナースクラブ プレミアムカード | |||
---|---|---|---|
初年度年会費 | 年会費 2年目以降 | ||
![]() | 130,000円(税抜) 143,000円(税込) | 130,000円(税抜) 143,000円(税込) | |
還元率 | ブランド | ETC | 家族カード |
0.5% | ○ | ○ 無料 | |
海外旅行保険 | 国内旅行保険 | 海外ショッピング保険 | 国内ショッピング保険 |
最高1億円 | 最高1億円 | 500万円 | 500万円 |
概要 | |||
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※本サイトの表記内容は2019年10月現在の内容です。正しい詳細に関しては各カード会社の公式ページをご確認下さい。
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