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クレジットカード 支払い方法
クレジットカードのクレジット(credit)とは、信用を意味する言葉です。
そのため、クレジットカードの審査に通るということは、信用に基づいて利用者とカード会社との契約が結ばれることを意味します。
この信用に基づいた契約があるため、クレジットカードを利用して買物や食事などが出来るのです。
クレジットカードで商品を購入した時の流れ

利用者がクレジットカードを使って商品などを購入した場合、クレジットカード会社がその代金を利用者に代わって一括で立て替えます。
このシステムにより、商品などを即座に手にすることが可能となります。
クレジットカード会社が立て替えた代金は、後日、所定の期日に利用者が支払うことになります。
クレジットカードの支払い方法は、いくつかの方式があります。
利用時に「一括払い」「2回払い」「ボーナス一括払い」「分割払い」「リボ払い」などの中から選ぶことができます。
基本的には、一括払いを選ぶ機会が多いと思いますが、その時々で臨機応変に支払い方法を選択することが賢い利用方法だと言えます。
では、それぞれの支払い方法について見ていきましょう。
クレジットカード 支払い方法の種類
クレジットカードの利用時における支払い方法については、以下の通りです。
一括払い
一括払いとは、翌月一括(1回)払い(マンスリークリア)とも呼ばれる支払い方法です。一括払い専用のカードは、「チャージカード」と呼ばれます。
その名の通り、商品やサービス等を購入した翌月に一括で代金を支払う方式です。一般的に手数料はかかりません。
支払いを一回で済ますので、先延ばしにすることがないため、シンプルで分かりやすい支払い方法だといえます。
最も利用頻度の高い支払いであり、全体の9割は、この一括払いだと言われています。
一括払いの使用例
例えば、1万円の商品を一括払いで購入した場合、翌月の支払期日に指定口座から1万円が自動で引き落とされます。
一括払いは、個別方式、包括方式を問わず活用することが出来ます。
- 個別方式:商品を購入する際に、その商品の購入にクレジットを利用するための申込書を書いて提出し、クレジット会社または信販会社の審査を受けて利用する方式
- 包括方式:消費者の信用に基づいてクレジットカードを発行し、一定の利用可能限度額内で商品やサービスを購入することができる包括契約を締結するもの
二回払い
二回払いの知名度は比較的低い印象ですが、一括払いと同様に手数料がかからないため、利便性の高い支払い方法です。
一括払いであれば、支払いを1回で全て払い終えることになりますが、二回払いはその名の通り2回に分けて支払います。
特に高額な商品の購入やサービスの契約をする際に、二回払いは非常に便利です。
現時点では、手元にまとまったお金がないけれど、来月には口座に給料などが振り込まれることが確定している場合などに利用するというのが、一般的な使い方です。
二回払いの使用例
例えば、10万円の商品を二回払いで購入すると、翌月の支払期日に一回目の支払い(5万円分)を行います。
また、翌々月の支払期日に、二回目の支払い(5万円分)を行うことになります。
ただし、お店によっては二回払いを利用できない場合もあるため、注意する必要があります。
ボーナス一括払い
ボーナス一括払い(ボーナス1回払い)とは、商品等を購入した翌ボーナス時期に代金を一括で支払う方式です。ボーナス一括払いも、一般的に手数料がかかることはありません。
通常、支払い時期は、ボーナスが出るタイミングである夏と冬の2回です。
夏の場合、7月もしくは8月です。一方、冬の場合は、12月か1月となります。
ボーナス一括払いの使用例
例えば、4月1日にボーナス一括払いを利用して商品などを購入した場合、支払日はボーナスが入った月の支払期日、もしくは翌月の支払期日となります。
ボーナスを見越した支払い方式であるため、支払いを半年以上も先延ばしできるというメリットがあります。そして、多くの場合、金利手数料がかかることはありません。
ボーナス一括払いは、利用できない販売店もあるため、利用の際は事前に確認しておく必要があります。
分割払い
分割払いとは、商品やサービス等の金額を考慮した上で、予め支払回数や、月々の支払額を決めて支払いを行う方式です。
分割回数は、一般的に3回払いから最大24回払いまで(一般的には、3回払い、6回払い、10回払い、12回払い、24回払い)選択することが出来ます。
分割払い方式を選ぶと、商品代金を、月々分割して支払うことになります。
そのため、ひと月あたりの支払い金額は小額となるので、金銭的な負担は軽減されます。
支払回数を多くした場合は、月々の支払いを少なくすることが出来ます。逆に、支払回数を少なくした場合は、月々の金額が大きくなるため負担は多くなりますが、支払い自体は早めに終わります。
ただし、分割払いを選択した場合は、金利手数料が別途発生するため、トータルでの支払いは購入時の商品の総額を超えることになります。
分割払いの使用例
例えば、24回払いで24万円の商品を購入した場合は、毎月の支払期日に1万円 + 金利手数料を支払うことになります。
24回払いを選択すると、商品を購入した翌月から2年間に渡って、毎月支払いを続けることになります。
クレジットカードによっては、この分割払い機能がないものもあります。
リボルビング払い
リボルビング払い(リボ払い)とは、月々の支払金額を一定額または支払残高に対する一定率に決めておくことで、その額を毎月支払っていく方式です。通常、毎月の金利手数料がかかります。
現在では、リボルビング払いを利用する人が増えていますが、それに伴うトラブルも増えているため、十分に理解した上で利用する必要があります。
メリットとしては、毎月の支払いを一定額に抑えることが出来るため、買い物をしやすく、支払い計画を立てやすいと言う特徴があります。
しかし、一方で無計画に利用すると支払残高が増えるというデメリットがあります。支払期間が延びるため、毎月の支払額(返済額 + 金利手数料)が増えることになります。
利用スタイルによっては、金利ばかりを支払って延々と返済が終わらないということもあるため、注意して下さい。
リボ払いの使用例
例えば、月々の支払額を3万円に設定しておけば、その間にクレジットカードで沢山買い物をしても月々の支払いは3万円となります。
もちろん、クレジットカードの利用については、クレジットカードの利用可能額の範囲内に限られます。
リボ払いの特徴は、利用方法にかかわらず月々の支払いが常に一定であることです。
そのため、残高が残っているかぎり、支払いが終わることはありません。
また、リボ払いは手数料がかかり、残高に応じて計算されます。
手数料の支払い方法としては、手数料を月々の支払額に含めて一定にするウイズイン方式と一定額に手数料を上乗せするウイズアウト方式の2種類があります。
リボ払いは、複雑で分かりにくいという性質を持つ支払方式であるため、もう少し掘り下げて説明する必要があると言えます。
そのため、また別の機会にリボ払いに関する解説記事を投稿していこうと思います。
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