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国際ブランドとは
国際ブランド とは、国際的に通用するクレジットカードのブランド(商標)のことを指します。
この国際ブランド付きのクレジットカードであれば、全世界の加盟店で利用することが出来ます。
具体的には、自分の持っているクレジットカードと同じマークのステッカーが張ってある加盟店であれば、クレジットカードを利用して商品の購入やサービスの契約をすることが出来ます。
現在、日本で発行されているクレジットカードのほとんどに、国際ブランドが付いています。
クレジットカードを申し込む際に、国際ブランドを選ぶ必要がありますが、どのブランドを選ぶのがベストなのでしょうか?
このページでは、国際ブランドの種類や特徴を説明しています。
国際ブランド の特徴
国際ブランドとして認められるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 外国での加盟店開拓の実力がある。
- 各国間の信用決済システムが構築されている。
- 24時間オーソリゼーション体制が整備されている。
- 世界中のどこでも安心して使える。
- すぐに決済できるインフラなどを整備している。
国際ブランドが付いたクレジットカードは、このような特徴を持つため、24時間世界中どこでも決済システムを利用することが出来るのです。
国際カードブランドは、「決済カード(ペイメント)」と「T&E(Travel & Entertainment)カード」の2つに分けることが出来ます。
決済機能の使いやすさを重視している「決済カードブランド」としては、VISAとMasterCardが有名です。
また、旅行先での保険やサービスデスク、講演会のチケットやレストランの手配といった会員向けサポートを重視した「T&Eカードブランド」としては、JCB、AMERICAN EXPRESS、DinersClubが該当します。
会員数・加盟店舗数で見た場合は、「決済カードブランド」のVISAとMasterCardの2つが大多数のシェアを占めています。
この2つのブランドは、国内外を問わず利用の幅が広く高い利便性を持つ点が特徴です。
そのため、この内のどちらか、もしくは両方のクレジットカードを保有していれば、世界のほとんどの国や地域でクレジットカードを利用することが出来ます。
国際ブランド の種類
国際ブランドと呼ばれるものとしては、以下のブランドがあります。
- VISA(ビザ)
- MasterCard(マスターカード)
- JCB(ジェーシービー)
- AMERICAN EXPRESS(アメリカンエキスプレス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
- 中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)
- Discover Card(ディスカバーカード)
国際ブランドのシェア
■ AMERICAN EXPRESS 8.9% ■ 銀聯 8.2% ■ JCB 2.5% ■ Diners Club 0.2%
2014年3月時点での世界シェア
国際ブランド のステータス
国際ブランド | ステータス(信用度) |
---|---|
Diners Club | |
AMERICAN EXPRESS | |
VISA | |
MasterCard | |
JCB | |
Discover Card | |
銀聯 |
ステータス(信用度)に関する評価は、あくまでも主観による目安であり、絶対的な評価ではありません。
国際ブランド 2種類の管理組織
国際ブランドは、協同組合型ブランドとカード発行業務を行う国際ブランドの2種類に分けられます。
協同組合型国際ブランド
国際ブランドの中には、ようなブランドレギュレーション(規約)の決定やカード発行機関の調整、決済スキームの構築、国際決済ネットワークの管理運営を行う協同組合組織から発展してきたものがあります。
この協同組合型ブランドとして代表的なブランドは、「決済カードブランド」であるVisaとMasterCardです。
VisaとMasterCardは、自らカード発行業務を行っているわけではありません。
カード発行や加盟店の開拓・管理は、各国際ブランドに加盟するカード会社である国際ブランドメンバーが行っています。
つまり、実際には銀行などの金融機関がカードを発行しています。
そのため、クレジットカードにはキャッシング機能などが充実しており、返済方法にはリボルビング方式が採用されているものが多く見られます。
VisaやMasterCardの他に、中国銀聯も協同組合型ブランドだと考えられています。
カード発行業務を行う国際ブランド
一方、自社でカードを発行する国際ブランドも存在します。
JCBやAMERICAN EXPRESS、DinersClubがこれに該当します。
自社でカードを発行する国際ブランドは、世界中に存在する現地の子会社やフランチャイズ会社、また、ブランドを貸与するカード会社などといったサードパーティを通じてカードを発行します。
AMERICAN EXPRESSやDinersClubの2つは、「T&Eカード」を発行する企業として生まれたという経緯があるため、決済機能は翌月一回払いの「チャージカード」という認識が広く世界的に浸透しています。
協同組合型 国際ブランド | カード発行業務実行型 国際ブランド | |
---|---|---|
主な業務 | ・ブランドレギュレーションの策定 ・決済スキームの開発・調整 ・国際的決済ネットワークの管理運営 | ・イシュア・アクアイヤラー業務 ・決済スキームの開発・調整 ・国際的決済ネットワークの管理運営 |
カード自社発行 | 行わない | 行う (フランチャイズ・サードパーティーも発行) |
国際ブランド | Visa MasterCard 銀聯 | JCB AMERICAN EXPRESS DinersClub |
3大国際ブランド

日本でクレジットカードを作る場合、VISA、MasterCard、JCBの中のいずれかから国際ブランドを選ぶことができる場合が多いため、日本ではこの3つが3大ブランドとして認識されています。
ただし、世界的にはVISAとMasterCardのシェアが圧倒的であるため、一般的にはVISAとMasterCardが2大ブランドの地位を確立しています。
VISA

VISAは、アメリカ合衆国に本社を置き世界的な決済技術を提供している会社です。クレジットカードによる決済手段の国際ブランドとして世界1位のシェアを誇っています。
1958年にバンク・オブ・アメリカが「 BANK AMERICARD 」を設立したことを嚆矢とし、後に社名とブランド名を「BAIC」へ変更、1976年には「VISA(Value International Service Association)」に変更し、これが現在の社名およびブランド名となっています。
VISAが取り扱うカードは、後払いのクレジットカード、即時銀行決済が可能なデビットカードや預払いのプリペイドカードがあります。
VISAは、カードの発行やその他のサービスを提供しません。
VISAからライセンス権利を得た業者がVisaブランドのクレジットカードの発行や加盟店に関する業務を行っています。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
200ヵ国以上 | 約23億人 (2015年12月時点) | アメリカ合衆国 | 決済カードブランド |
VISAでは、利用者のライフスタイルやニーズに合わせて4種類のグレードを提供しています。
- VISAクラシックカード
- VISAゴールドカード
- VISAプラチナカード
- VISA Infiniteカード
VISAカードは、加盟店数・会員数が非常に多く、世界各国で使える王道のカードブランドとしてトップシェアを誇っています。
VISAからライセンスを取得したカード会社が発行するため、特典内容や付帯サービスはカード会社ごとに異なります。
そのため、自分のライフスタイルに合わせて最適なクレジットカードを選択する必要があります。
Master Card

Master Cardは、VISAと並ぶ世界2大ブランドのひとつです。VISAに比べて、ヨーロッパ地域に強いと言われています。
1966年にアメリカ合衆国で、「Interbank Card Association」が組織され、後に独立して社名を「マスターチャージ」へ変更、1970年代に「マスターカード・インターナショナル」に社名が変更されました。
2002年には、ユーロ・カードと統合し、2006年には社名を「マスターカード・ワールドワイド」に変更しています。
マスターカードのサービスは、マスターカードから権利を認められた者が、加盟店に関する業務や、自身の会員にMasterCard ブランドのクレジットカードの発行を提供しています。そのため、マスターカードが直にサービスの提供を行うことはありません。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
210ヵ国以上 | 約9億7,500万人 | アメリカ合衆国 | 決済カードブランド |
Master Cardでは、利用者のライフスタイルやニーズに合わせて5種類のグレードを提供しています。
- Standard MasterCard
- Gold MasterCard
- Titanium MasterCard
- Platinum MasterCard
- World MasterCard
ライセンス権利を得た数多くのクレジットカード会社や銀行などの発行会社が、Master Cardブランドのクレジットカードを発行しています。
現在、日本で発行されているMaster Cardブランドのクレジットカードの多くは、Standard MasterCardです。
JCB

JCB(Japan Credit Bureau ジャパンクレジットビューロー)は、株式会社ジェーシービーが提供する国際ブランドであり、唯一の日本発のブランドです。
JCBグループおよびJCBのパートナー企業が発行するクレジットカードであり、中国の銀聯カードが登場するまでは、アメリカ系ブランド以外で唯一の国際ブランドでした。
かつては、日本国内でトップシェアを占めていましたが、近年はVISAとMasterCardが急速にシェアを伸ばしたことから、現在ではVISAにその地位を譲っています。
とはいえ、日本国内の加盟店数は最も多く、保有者も多いのが特徴です。
また、決済カードとしての利用はもちろん、空港宅配優待サービスなどの様々な各種付帯サービスが充実しているため、普段の生活でも活躍してくれます。
VISAやMaster Cardは、自社でクレジットカードを発行しませんが、JCBは、決済機構であると同時に、自社でもクレジットカードを発行しているため、サービスやサポートが充実しているのが特徴です。
JCBカードは、ジェーシービー(プロパーカード)、ジェーシービーのフランチャイジー、ライセンス契約会社という3種類の会社等によって発行されています。
また、JCBは、AMERICAN EXPRESSと提携しているため、JCBとAMERICAN EXPRESSはお互いの加盟店でカード決済を利用することが出来ます。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
190カ国 | 9,563万人 (2016年3月末日時点) | 日本 | T&Eカードブランド |
JCBの個人カードでは、利用者のライフスタイルやニーズに合わせて以下のクレジットカードを提供しています。
- JCB一般カード
- JCBゴールド
- JCB GOLD EXTAGE
- JCB CARD EXTAGE
- JCB プラチナ
- JAL JCBカード プラチナ
- ANA JCB Platinum プレミアムカード
- JCBザ・クラス
JCBのプロパーカードシリーズ「JCB ORIGINAL SERIES」には、「スタンダード」と「EXTAGE」というカテゴリーが存在します。
「スタンダード」は、シーンを選ばず利用することが出来る多彩な機能とサービスを兼ね備えた日本を代表するクレジットカードです。
「EXTAGE」は、29歳以下の若年層を対象としています。申し込みに際しては「MyJチェック」の利用が強制となります。スタンダードタイプに比べて年会費やサービスが優遇される点が特徴です。
「JCB プラチナ」「ANA JCB Platinum プレミアムカード」「JAL JCBカード プラチナ」は、JCBにおいて高いステータスを有するプラチナカードです。
「JCB ザ・クラス」は、限られた人だけが持つことが出来るブラックカードに相当する最上位カードです。
5大国際ブランド

前述のVISA、MasterCard、JCBにAMERICAN EXPRESSとDiners Clubという国際ブランドを加えたものが5大国際ブランドです。
クレジットカードの国際ブランドは、この5大ブランドに分類する場合が一般的です。
AMERICAN EXPRESS

アメリカン・エキスプレス(American Express Company)は、トラベラーズチェックとクレジットカードの発行元であるアメリカ合衆国の企業です。アメックス (Amex)という略称で広く親しまれています。
クレジットカードの中では、Diners Clubと共に高いブランドイメージを持つ双璧の一つであり、アメリカ系・アメリカ系列ホテル業界を中心に、マイナー地域の航空券やアメリカ系・アメリカ系列ホテルの手配を全プロパーカードで請け負っています。
19世紀に、世界で2番目のトラベラーズ・チェックを発行し、その後は、海外旅行に行くアメリカ人旅行者のサポートのために、事業基盤を世界中に広げていきました。
AMERICAN EXPRESSは、T&Eカードブランドの代名詞としても知られており、国内外を広くカバーする優待特典や、プロパーカード会員向けの「ストレスフリートラベル」と称するトラベル特典や、カードによる購入品の返品を保証する「リターン・プロテクション」といった、質の高いT&Eサービスを行っています。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
140カ国 | 7,800万人 | アメリカ合衆国 | T&Eカードブランド |
AMERICAN EXPRESSの個人カードでは、利用者のライフスタイルやニーズに合わせて以下のクレジットカードを提供しています。
- アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
最も年会費の安い「スカイ・トラベラー・カード」から、インビテーションによる招待者のみ入会することが出来る「センチュリオン・カード(ブラックカード)」まで、他のブランドのクレジットカードには見られないような豊富な会員向けサービスが特徴です。
また、そのサービスの多くが富裕層や準富裕層、フリークエント・トラベラーなどのニーズから生まれたものです。
いくつかのサービスは、競合他社から似たような内容のサービスが提供されていますが、コスト面や社員のスキル、企業規模など様々な理由から、他社が模倣できないものも多く存在します。
Diners Club

ダイナースクラブは、アメリカ合衆国を中心に全世界で展開するクレジットカードです。また、これを運営するアメリカ企業です。
1950年に、アメリカ合衆国のニューヨーク市で設立されたクレジットカードの草分け的存在で、アメリカン・エキスプレスと並んで、高いステータスを有するクレジットカードブランドです。
ダイナースクラブは、その名の通り「食事をする人」のためのクラブを意味し、レストランでの使用を目的としたカードとして誕生しました。
ダイナースクラブは、2000年にシティコープ(現シティグループ)によって買収され、2008年にはシティグループの売却によりディスカバー・フィナンシャル・サービシス(後述するDiscover Cardを発行する米国企業)の傘下となっています。
日本においては、三井住友信託銀行傘下の三井住友トラストクラブ株式会社がダイナースクラブに関する事業を行っています。
当初は、日本に居住する外国人や日本人の富裕層をメインに事業を行っていました。
そのため、現在でも入会審査が厳しいというイメージが定着しており、他のブランドに比べてランクが一つ高いカードとして認識されています。
例:ダイナースクラブの通常カードである「ダイナースクラブカード」は、その他のブランドのゴールドカードに相当。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
185カ国以上 | 70万人(日本のみ) | アメリカ合衆国 | T&Eカードブランド |
日本でのプロパーカードとしては、2つのグレードが発行されています。
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
ダイナースクラブカードの入手に際しては、高い属性が要求されます。グレードは他社におけるゴールドカード、またはそれ以上に相当するとされています。
ダイナースクラブ プレミアムカードは、インビテーション(招待)がないと入会できない最上級のカードです。そのため、所有するためには、一定の地位や資産を持つ者に限られると言われています。
7大国際ブランド

7大国際ブランドとは、前述した5大国際ブランド(VISA、MasterCard、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Club)に、中国銀聯(UnionPay)とDiscover Cardを加えたもののことを言います。
中国銀聯(UnionPay)とDiscover Cardは、日本での展開はしていませんが、世界的には高い知名度を持つ国際ブランドです。
特に、中国銀聯は、世界トップの人口を持つ中国企業が運営していることから、近年、急激にシェアを伸ばしており、その存在感を強めています。
中国銀聯(UnionPay)

中国銀聯(ちゅうごくぎんれん)は、中国を中心としたオンライン決済システムを運営する会社です。国際表記は「China UnionPay(チャイナ ユニオンペイ)」。
銀聯は、2002年3月に中国国内の80強の金融機関が共同で設立した企業です。決済システムやルールを統一化することで、それまでバラバラだった銀行間の決済をスムーズにすることに成功しました。
2017年現在では、国内外の400近くの組織が加盟しており、日本国内でも発行できます。
中国国内では、VisaやMasterCardなどのクレジットカードを使用することが出来る店舗は非常に限られているため、銀聯カードを所有する人が多いようです。
2017年3月末時点で、クレジットカードの発行枚数は60億枚を超えており、その数は世界一を誇ります。
現在、銀聯カードが使える店舗は増加傾向にありますが、まだまだ少ないのが現状です。また、海外キャッシングには対応していないため、日本において取得する必要性はほとんどないと言えます。
ただし、中国に出張や留学、観光に行く機会の多い人には必携の1枚です。
現在、日本で銀聯のクレジットカードを発行しているのは、三井住友カードと三菱東京UFJニコスが有名です。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
160カ国以上 | 約60億人 (2017年3月末時点) | 中華人民共和国 | 決済カードブランド |
Discover Card

ディスカバーカード(Discover Card)は、アメリカ合衆国のディスカバー・フィナンシャル・サービス(Discover Financial Services)が展開するクレジットカードです。2005年に国際ブランドの仲間入りを果たしました。
ディスカバー・フィナンシャル・サービスは、1985年に百貨店のシアーズ(Sears)によって設立されました。
その後、モルガン・スタンレーに売却されていますが、2007年以降の運営会社は独立企業となっています。
そのため、ディスカバーカードのブランドで発行されているもののほとんどは、ディスカバー・バンク(Discover Bank)から発行されています。
加盟店は北アメリカを中心に中央アメリカ・東南アジア・大洋州の島国をカバーします。
さらに、JCB、中国銀聯とそれぞれ相互に加盟店を開放しており、JCB加盟店がDiscover加盟店を兼ねている場合が多く見られます。
Discover Cardは、日本で発行されていない唯一の国際ブランドですが、JCBと提携しているため、日本国内での利用が可能となっています。
現在、Discover Cardを日本で目にする機会は非常に少ないはずですが、2020年の東京オリンピックをピークに観光客の増加と共に触れる機会が多くなることが予想されます。
利用可能地域 | 会員数 | 拠点 | タイプ |
---|---|---|---|
– | 約5,000万人 | アメリカ合衆国 | 決済カードブランド |
まとめ
現在、国際ブランドの中では、会員数・加盟店舗数において「決済カードブランド」のVISAとMasterCardがシェアを二分する状況にあります。
また、国内外問わず利用の幅が広いという利便性と、豊富な提携カードを持つことによる種類の面でも、他のカード会社を大きく凌駕しています。
そのため、クレジットカードの申し込みの際に、国際ブランドを選ぶ場合は、VISAかMasterCardのいずれかを選ぶことをオススメします。
もし、VISAとMasterCardで悩んだ場合は、VISAを選んでおけば間違いでしょう。
なぜなら、VISAが使用できない状況で、MasterCardだけが使えるというケースは非常に稀だからです。
迷った時にシェアが大きい方を選ぶのは、クレジットカードに限った話ではありません。
国内に限定した利用を想定している場合は、JCBを選ぶのも良いでしょう。この場合、後々、2枚目を作る際は、VISAかMasterCardを選ぶと、海外旅行の際などに重宝します。
また、クレジットカードにステータスを求める方は、AMERICAN EXPRESSやDiners Clubという選択肢も価値のある判断だと言えます。
AMERICAN EXPRESSは、JCBと提携しているため、国内での使い勝手は問題ないはずです。もちろん、海外での利便性にも定評があります。
Diners Clubも、JCBと提携していますが、利用できる店舗は、基本的に高級店がメインのため、スーパーなどの日常的な利用には不向きかもしれません。
もちろん、所有を目的にカードを選ぶのであれば、Diners Clubは、申し分ありません。
AMERICAN EXPRESSやDiners Clubのクレジットカードが、全てのJCBカード加盟店で使えるわけではありません。
JCB側と加盟店契約を直接行っていない店舗や、契約内容が古い状態を維持している加盟店などでは、決済出来ないという事例も散見されるようです。
クレジットカードは、持つ人の用途やシーンなどに応じて、最適なブランド選びをすることが大事です。
ただし、クレジットカードの中には、予め付帯する国際ブランドが一つだけという場合もあるため、自分で選べないこともあるので、申し込みの際は良く確認しておきましょう。
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