Contents
クレジットカードが届いたら
クレジットカードに申し込み、審査に通過し、クレジットカードが送られてきたら、すぐにそのカードを利用することが出来ます。
しかし、そのクレジットカードを利用する前に、まずやっておくべきことがあります。
このページでは、クレジットカードが届いた際に、意外と見落としがちな事前にやっておくべきことについて説明していきます。
クレジットカードの受け取り

カード会社から送られるクレジットカードは、郵便受けへの投函ではなく、本人限定受取郵便(特定事項伝達型)や書留郵便(簡易書留)などで届きます。
本人限定受取郵便(特定事項伝達型)とは
郵便物を確実に名あて人本人に限定して渡すことを目的とした郵便です。
郵便物が郵便事業(株)の配達支店に到着した場合は、受取人にその旨を通知します。電話で連絡がついたものに関しては、自宅への配達の際に本人に限り郵便物を交付します。
交付の際、受取人から一定の本人確認資料の提示を受けて本人であることを確認します。
郵便窓口(ゆうゆう窓口)での受け取りの場合は、できる限り到着のお知らせを行った配達支店で受け取るようにして下さい。
受け取りの際に提示する本人確認資料とは、以下のものを指します。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書 ※平成24年4月1日以降発行のもの
- 旅券(パスポート)
- マイナンバーカード(個人番号カード) ※個人番号カードとみなされる写真付き住民基本台帳カードを含む
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書 ※在留資格が「特別永住者」または「永住者」のもの
- 官公庁の身分証明書で写真付のもの
- 健康保険、国民健康保険又は船員保険などの被保険者証
- 共済組合員証
- 国民年金手帳
- 年金手帳
- 公の機関が発行した資格証明書で写真付のもの(療育手帳、身体障害者手帳等)
上記の内、いずれか1点を提示する必要があります。受け取り時の際は、事前に用意しておくことをおすすめします。
書留郵便(簡易書留)とは
書留郵便は、主に、重要書類、クレジットカード、現金、チケットなど、軽量な貴重品を送付する際に利用される郵便の特殊取扱の一つです。
日本郵便の定形郵便・定形外郵便・ゆうメールに対して、送料とは別に1通あたり310円で付けることが出来る有料オプションです。
追跡番号が付いており、引受から配達までの送達過程を書面および端末データで記録するので、郵便追跡サービスでの追跡が可能です。
配達中に一通でも紛失すれば、速やかに発覚する仕組みになっているため、郵便局が扱う郵便物等の中で、最も取扱が厳密なサービスです。
書留郵便は、必ず手渡し配達です。そのため、受け取りについては、印章(シャチハタでもよい)または、フルネームの署名が必要となります。
書留郵便は、平日・土曜日だけでなく日曜日・祝日にも配達されます。また、5万円までの補償が付くというメリットがあります。
本人限定受取郵便、書留郵便は、いずれも本人のみが受け取ることが出来る郵便です。
そのため、本人限定受取郵便で送られてくるものに関しては、本人確認が必須となります。
封筒を開封

クレジットカードは、封筒で送られてきます。
封筒を開封すると、利用規約、利用案内などと共に台紙を確認することが出来ます。
クレジットカードは、この台紙に貼られています。
利用規約を確認
本来は、申し込む前に利用規約に目を通しておく必要がありますが、届いてからでも問題ありません。
ざっくりで構わないので、一通り利用規約を呼んでおきましょう。
もし、利用規約に関して不明な点があった場合は、カード会社へ連絡して詳細を確認するすることをおすすめします。
利用案内を確認
利用案内には、クレジットカードに付帯されている保険やキャッシング、その他特典などについて掲載しています。
あまり、注意して見る必要はありませんが、意外と知らないサービスや機能などが載っていることがあるので、クレジットカードを最大限に活用したい方などは、チェックしておいて損はありません。
台紙を確認
この台紙には、利用規約や利用限度額、カードの締め日、支払日などが記載されていますので、一通り目を通しておくことをおすすめします。
利用限度額は、申し込み時に申請した金額と異なっている場合があるため、きちんと確認しておきましょう。
また、年会費がかかるカードの場合は年会費の金額、初年度年会費無料のカードの場合は、2年目以降の年会費を確認しておくことをおすすめします。
以前は、台紙を捨てずに取っておくのが一般的でしたが、現在はネットで手続き内容や利用規約を一通り確認することが出来るので、保管する理由はなくなりました。台紙には、個人情報が数多く記載されているため、捨てる場合は十分に注意を払いましょう。
基本的には、台紙に自分で暗証番号などを記入して保管しておくことをおすすめします。
カードの表面を確認

クレジットカードを受け取ったら、まずは券面を確認しましょう。
クレジットカードの表面には、16桁のカード会員番号(AMEXは15桁、Dinersは14桁)と、カードの有効期限、会員氏名(ローマ字)が刻印されています。
クレジットカードの会員番号は、基本的に16桁の数字になっており、4桁-4桁-4桁-4桁で区切られています。
クレジットカードの有効期限は、「月2桁/西暦年下2桁」で表記されています。2017年1月の場合は、「01/17」となります。
ここでは、特に会員氏名に誤りがないか確認しておきましょう。
カードの裏面を確認

署名欄
クレジットカードが届いたら、必ずカード裏面の署名欄に自筆で署名(サイン)をしておきましょう。
この署名(サイン)は、そのカードの利用者が「カード会員本人である」ことを示すとともに、カードを利用する際に伝票に印字された内容を認めることを意味します。
そのため、クレジットカードの裏面に書いたものと同じサインをレシート(伝票)に記入することになります。
もし、裏面にサインのないカードを落としてしまった場合、拾った人が勝手にサインをして使用される危険性があります。
サインのないカードが不正利用された場合、損害額が補償されない恐れがあります。
自筆のサインは、油性のボールペンやマジックなどでフルネームを記載するのが一般的です。
クレジットカードの裏面に記載するサインは、漢字、かな(ひらがな、カタカナ)、ローマ字(大文字、小文字、ブロック体、筆記体)のいずれでも構いません。
字体や書体は特に決まっていないため、自分の書きやすいものを記載するようにしましょう。
海外で利用する場合でも、カード裏面のサインは、漢字やひらがなでも問題はありません。
ちなみに、この署名欄には自分の氏名以外でも記載することが可能です。実際には自分のあだ名や、イニシャルでも問題ありません。
つまり、サインは、毎回同じものであり、その利用者本人を特定出来るものであれば、どのようなものでも構わないということなのです。
普段使用しないサインや他人に真似されやすいローマ字のサインは避けて、自分らしいサインにするのが一番安心です。
サインの書き方
サインに関しては、漢字か英語にしておくのが無難ですが、漢字で書いていた場合は、漢字文化圏の外国人であれば真似をすることが出来ます。
しかし、ひらがなで書いておけば簡単には真似をすることが出来ないので、セキュリティ面を考えた場合、実用的なサインの書き方だと言えます。
磁気テープ
また、カード裏面にある磁気テープ(黒い帯)は、あなたのカードデータを読み込んで、オンライン処理するための大切な部分です。
この部分がダメージを受けると、カード自体が使用できなくなることを覚えておいて下さい。
そのため、磁気の出るものに近づける、カードを曲げる、傷つけるなどの行為は絶対にしないように注意して下さい。
カード会社の電話番号を確認・登録

クレジットカードを紛失した場合や、盗難にあった場合は、カード会社に連絡しなければいけません。
カード会社に連絡を入れる理由は、自分のカードを悪用されたり不正利用されるのを防ぐためです。
カード会社の連絡先を携帯電話・スマートフォンに登録しておくことで、もしも場合に速やかに連絡することが出来ます。
口座振替依頼書を返送
口座振替とは、クレジットカードを利用して買い物をした時に、各種サービス利用代金の支払いを、申込者が指定した銀行預金口座から所定日に引き落とすことを言います。
クレジットカードと一緒に同封されている口座振替依頼書に、必要事項を記載してカード会社に返送して下さい。
口座振替の手続きは、通常1ヶ月程度の期間を要します。
そのため、手続きが完了していない場合は、コンビニなどで支払うことが出来る請求書(振込用紙)が送られ来るので、支払期日前に支払いを済ませるようにして下さい。
既にクレジットカードの申し込み時に、振替口座の手続きを行っている場合は、口座情報(銀行名、支店名、口座番号)が正確かどうか確認して下さい。
カード会社のWEBサービスに登録
クレジットカードが届いたら、そのカードを発行する会社が提供するWEBサービスに登録をしておきましょう。
カード会社のWEBサービスには、三菱UFJニコスが提供する「MUFGカードWEBサービス」や、JCBが提供する会員専用サービス「MyJCB(マイジェーシービー)」、 VJAグループ各社が発行するVISAカード会員の方およびオムニカードグループ各社が発行するMasterCard会員の方のためのインターネットサービスである「Vpass(ブイパス)」などがあります。
WEBサービスを利用すれば、毎月の利用明細や限度額、キャンペーン情報などをWEB上で確認することが出来ます。
登録する際に必要になるのは、基本的にメールアドレスとパスワードの2つです。
メールアドレスとパスワードは、忘れないように、きちんとメモをして保管しておくことをおすすめします。
WEBサービスのみの利用に切り替えることで、紙面で送られてくる明細書の送付を停止すれば、ポイントが加算されるサービスを実施しているところもあるため、積極的に活用していくことをおすすめします。
カード暗証番号の設定
クレジットカードが届いたら、カード暗証番号(PIN)を設定しておきましょう
カード暗証番号(PIN)は、カード会員本人であることを確認する重要な番号です。様々な場面でカード暗証番号の入力を求められる場合があるため、事前に登録を済ませておくことをおすすめします。
カード暗証番号とは、列車乗車券や、航空券の自動券売機をはじめ、ゴルフ場や病院などの精算機でクレジットカードを利用する際に、求められることがある4桁のカード暗証番号のことです。
また、紛失や盗難でカードの不正使用に遭った場合は、所定の手続きと調査のうえ補償判断を行います。その際に、暗証番号を求められることがあるため、第三者に知られることのないよう、厳重に保管しておいて下さい。
暗証番号の管理で避けたほうがいい例
- 暗証番号をメモ用紙などに書いて、カードと一緒に保管している
- 暗証番号を推測されやすい数字(生年月日、電話番号、車のナンバー等)に設定している
- 暗証番号式ロッカーなどでカードと同じ暗証番号を使用している
- ICカード免許証の暗証番号と同じ番号を使用し、運転免許更新時の「暗証番号申告用紙」をカードと一緒に保管している
アクティベーションが必要なカードもある
クレジットカードによっては、アクティベーション(活性化・有効化)という手続きが必要になる場合があります。
アクティベーションとは、セキュリティ性向上を図るために導入された手続きです。クレジットカードの不正利用を防ぐため、本人確認を行うことではじめて利用が可能となります。
アクティベーションを行うための電話番号は、クレジットカードにシールが貼ってある場合や、別途用紙に記載されている場合があります。
また、カードによっては、インターネット上で受け付けている場合もあります。
アクティベーションについては、同封されている資料を参考に手続きを進めて下さい。
まとめ
クレジットカードが手元に届いたら、そのカードを使ってすぐに買い物をすることが出来ます。
しかし、万一、予期せぬトラブルに遭ってしまい、カード会社が補償してくれないという事態になったら困りますよね。
そのような事態を避けるために、このぺージで説明した一連の方法を行っておくようにしましょう。
クレジットカードを正しく安全に使用するためには、カード到着時に、するべきことをきちんと抜かりなく行っておく事が大切です。
最新情報をお届けします
Twitter でクレジットカード比較サイトをフォローしよう!
Follow @credit_hikaku